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2009年09月24日
KYOTEAUー京都之水
NYで活躍されているデザイナーのDella Chuang様の著書、『KYOTEAU Botteled Memories』に辻村のインタビューを掲載頂いております。
「KYOTEAU」は「Eau de Kyoto」からからきている造語で「京都の水(香水)」という意味にあたります。Della Chuang様が京都に訪れた際に感じとられたものを香水の香りに封じ、書籍に添えられております。
ページをめくる度に香り、香りと共に文章や写真から「京都の空気」を追体験できるものになっております。
12月には東京でも発売されるということですので、是非ご覧下さい。
下記の書店で購入頂けます。
青山ブックセンター
渋谷パルコ logos
しまだ洋書
SHILF
NADIFF
丸善
TUTAYA
AXIS
■Della Chuang様HP
"Nomadic Design: 莊卉家的設計漫遊" http://dellachuang.blogspot.com/
(PRESS)
投稿者 moonbalance : 13:00
2009年09月19日
雑誌CONFORTの取材
先日、雑誌のCONFORT様より御依頼頂き、「この人に聞くインテリアデザインの手法」のコーナーで辻村を取材して頂きました。
近作の物件に触れながらデザインの進め方、エピソードなどをお話させて頂いております。
今回取材頂いた内容は2009年11月5日発売のCONFORT12月号に掲載頂く予定です。
是非、ご覧下さい。
(Press)
投稿者 moonbalance : 10:03
2009年09月16日
JCD DESIGN AWARD 2009/総評

「買うこと」「食べること」「集うこと」「楽しむこと」「伝えること」「感じること」のカテゴリーに分けて募集されたJCD DESIGN AWARD 2009は、史上最高の459点の作品がエントリーした。一次審査を通過した100点を短時間に審査するのは結構大変な作業だった。それは、数枚のボードに貼られた切り取られた場面を審査するのではなく、その表現された”実の空間”を想像し、そこに存在するコミュニケーションの密度を読み解かなくてはならないからである。
一次審査を通過した100点の中でレストランのノミネートが少なかった事に軽い衝撃を感じた。僕たちの上の世代がDCブランドとインテリアデザインを進化させてきた様に、僕たちはダイニングレストランというジャンルと共にインテリアデザインの価値を表現させてきた世代でもあった。その世代が今、確実に感じているインテリアデザインの失踪感は、この現象に象徴され啓示を受けた様に思えて心が揺らいだ。もちろん、空間デザインの領域そのものが拡大して飲食店その割合が変化したという事だろうし、本来デザインという手法がひとつの業種業態の方法論ではない事は承知しているが、その範囲が爆発的に飛躍している様に感じるのも確かである。そして、それはもはや一部の特別な人達だけのものでは無く、民の営みの中にあって例えば”生活の豊かさ”を計る指標のようなものになっている様に思う。故に、美しいとかかっこいいとかの受動的なものではなく、楽しいとかうれしいとかを表現する能動的なコミュニケーションの手段としてデザインの存在がフォーカスされてきている様に思う。いわゆる、これがコミュニケーションデザインの定義である。
コミュニケーションデザインという限りそこには人の営みがある。美しいものは沢山あるが、そこに人がいて初めて美しいと感じる空間こそコミュニケーションデザインであると思う。
その意味で最後まで議論の白熱した中勢以とブロッサムの2作品はコミュニケーションデザインを語る上でもっと象徴的な作品といって良いだろう。
この2作品は、文句無く人の気持ちを動かす力を持っている。しかし、その向こうにある”実空間”を想像すると(あくまでも想像するしかない)、一方には持続可能な空間の強度と言う点で不安がある。人が使う限りは要求される対応時間を無視するわけにはいかない。それは、単純に長さでは無い。住宅には住宅の、レストランにはレストランの、舞台空間には舞台空間の、展示会には展示会の、表現されるものは永遠にも思える変化の速度であったり、一瞬の衝撃であったりするが、それぞれの空間にはそれぞれの役割を全うする時間を与えられている。良い空間とはその使命を全うする強さを持っている。ここでいう強さとは、コンセプトの明解さであったり、心を震わせる魅力であったり、包容力であったりするが、すべて持続可能な強度で無くてはならない。
コミュニケーションデザインとは広義の意味を持っているがこの持続可能な強度を落ち合わせているか否かというところが最後の判断基準にあると僕は思う。
はたしてこの空間は使える空間なのか?この美しさは持続可能な美しさなのか?この空間は持続可能な空間なのか?
作品を通して「コミュニケーションデザインとは何か?」という事を議論する事がJCD DESIGN AWARD2009 の役割ではないかと感じている。
(辻村 久信)
投稿者 moonbalance : 11:33
2009年09月10日
八ヶ岳美術館/村野藤吾
八ヶ岳山麓の唐松林の中点在する彫刻の間を抜けてゆくとに半円形屋根の重なった小さな美術館がある。
1980年竣工当時90歳を真直に迎えた建築家・村野藤吾の晩年の作品、「八ヶ岳美術館(原村歴史民族資料館)」がある。
建物は外壁をセメントブロックを素地で仕上げ、防水処理を施したプレキャストコンクリートの半円形ドームを屋根として載せ、屋根と外壁の見切り部分に水切りとして塗装されたステンレス板を廻している。
エントランスのドアのハンドルの木を削りだした曲線がやさしくて、この時代独特のフォルムでの物と人とのインターフェースを感じるデザインだ。
インテリアデザインは、建築のフォルムをそのまま生かしたボールト天井を薄い布ドレープを付けて覆っている。この時代と村野藤吾の年齢を考えるとかなり挑戦的なデザインといえるだろう。照明や空調等の設備計画も大丈夫なのかと思えるけれど30年も時間を経て美しく保たれている事を考えると凡人の考える事ではないのである。
この近くにある「小山敬三美術館」の方が僕は好きです。
(辻村 久信)
投稿者 moonbalance : 10:06
2009年09月07日
和食まつ川 オープン
□新しい和食のカタチ
茶の湯の世界では、よく「真・行・草」という言葉が使われます。これは、直接には、書道の筆法である「楷書(真に相当)・行書・草書」という三種の筆法からきたものです。いわば本来の形(真)から、それを少しくずした形の行書、そして最も字形をくずした草書という三段階の筆法を、茶の湯の世界に当てはめて分類したのが「真・行・草」の分類です。茶室等の日本の伝統的な空間もこの真行草で分類する事ができます。
この和食まつ川は、「草」の空間です。綿々と続く日本の和食文化を継承しながら、現在の日本人のリアルな日常の中の新しい和食のスタイルを目指しています。意味の無い形式を排除し、形骸化していると思われる”和食のスタイル”をくずせるところまでくずし、それでもなお和食店といえるぎりぎりのラインを表現する事で、真に日本の空間とは何かを考え、新しい日本の和食のスタイルを提案しています。
□質の高いカジュアル
カジュアルとは本来正式でない略式の状態を表す形容詞であるが、巷にあふれるカジュアルは安価でルーズな物をさす事が多い様に思う。
ここ和食まつ川は、質の高いカジュアルを提案している。堅苦しくないリラックスできる空間ではあるけれど、その素材やフォルムにはデザインの密度がある。気軽に食事ができるけれどきちんとした素材や料理方法を施されているといった和食まつ川の料理に現れている。
辻村久信
■和食まつ川
〒651-0094
兵庫県神戸市中央区琴緒町5-3-5 グリーンシャポービルB1
TEL:078.222.3999
ランチ:11:30〜16:00(L.O.15:00)
ディナー:17:00〜24:00(L.O.23:00)
定休日:年末年始
投稿者 moonbalance : 10:32
2009年09月04日
飯田市小笠原資料館
大学の研修旅行で小笠原資料館を見に行った。
こんな機会が無いと引きこもり系デザイナーは人の作品を見る事は無い。
緩やかにカーブする立方体が宙に浮いている。この緩やかなカーブで建築の強度を上げているのだろう。(でも、ちょっと揺れるな)完全な直方体では弱いというのもあるのでしょう。
日光の東照宮の柱が逆であるとか完全さを嫌う日本建築は「完全なものには魔物が取り憑く」等といわれて必ず非対称の構造になっている。その微妙な不完全さを美しさと見るのは、日本人の情緒なのだろう。
とにかく、この小笠原資料館から見る旧小笠原家書院の杮葺きが見事に美しかった。
(辻村 久信)
投稿者 moonbalance : 10:00
2009年09月01日
月の家 3
[地鎮祭]
月の家の地鎮祭が行われました。
地鎮祭はその土地を使わせていただく事を神に承諾していただく為の儀式です。
という事はそもそも土地は神のもので人のものではないという事です。
地方によって、また執り行われる神社によってその儀式の細部は変わりますが、一番神秘的に思うのは、降神(こうしん)といわれる神を御迎えする儀式の時です。神職が何かしら唱えた後「おお〜」と独特の発声をされて神を祭壇に立てた神籬に御迎えします。その時、虫の声等も止んで一種独特な神聖な気持ちになります。
(辻村 久信)
投稿者 moonbalance : 10:37



