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2009年10月31日

セブ島

大学の学生達と一緒にセブ島に行ってきました。
セブ島は、家具のデザインさせていただいているASPLUND(アスプルンド/日本の家具メーカー)の工場があって、サンプルチェックや打ち合せで、隔年毎に行きますが、いつも空港とオフィスと工場を廻って帰るだけなので1泊2日のスケジュールですが、今回は大学のゼミの学生の研修旅行もかねて少しゆっくりとしたスケジュールになりました。
アスプルンドに無理を御願いして、籐製品、木製品、鉄製品、石製品の4件の工場見学させていただき制作過程を見せていただきました。
・AILEEN'S CRAFT MANUFACTURING/ BRGY.MACTAN,LAPULAPU CITY 6015 CEBU ,
・AXENT WOOD CORPORATION/CADI COMPOUND,HERNAN CORTES ST, BANILAD MANDAUE CITY ,CEBU
・JANICEMINOR EXPORT,INC/ CALAWISAN,LAPU-LAPU CITY MACTAN ISLAND,CEBU
・DETALIAAURORA,INC/ ZONE PALIYA,PAKNA-AN MANDAUE CITY6014 CEBU

工場といってもオートメーションの機械は無く、どの工場も基本的に手仕事が中心で、大勢の人が決められた作業を黙々とこなしていっています。ただ、昨年からの世界不況の影響でしょう、いつもより活気がなく、生産量そのものが減っているようです。
セブの工場ではいつも感じますが、「とにかく作ってみよう、その中から方法論を導きだそう」というプリミティブではあるけれどポジティブなモノ作りに対する思想には心現れるところがあります。創るものに形がある以上、モノ創りは結局フィジカルなものなのです。

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モデュラーのアスプルンドのJYUNさんです。革製品の説明をしてくれています。

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アスプルンドの佐藤さん、わざわざ出張のスケジュールを合わせていただいてアテンドしていただきました。ありがとうございます。

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僕のデザインさせていただいているスツールの制作過程です。

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いつも泊まるホテルはオフィスに近いマリオットですが、今回はマクタン島のこんなリゾートホテルに泊まりました。

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チークの根っこをまあるく削っただけのオブジェクト。河井寛次郎の庭に転がっているような感じでしょう。

(辻村 久信)

投稿者 moonbalance : 15:36

2009年10月30日

商店建築11月号増刊 “光る”ディテール

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商店建築11月号増刊の『“光る”ディテール』に、四季彩MIZUKI, 茶茶Ryu-rey, MAIMON UMEDA をご掲載頂きました。
光床・光壁・光天井、照明内蔵の家具・造作のデザインと詳細図がまとめられた一冊となっております。

表紙には茶茶Ryu-reyが起用されております。是非、ご覧下さい。


(PRESS)

投稿者 moonbalance : 11:00

2009年10月26日

ソメスサドル

家具はヘルシンキの家具でしかもそこの特定のおばさん(?名前を忘れた)から必ず買うという人がいる。インターネットで世界中どこでも繋がれているご時世、わざわざその”場所”でその”人”にこだわって購入するという事はそれを欲しない人に取っては信じられない事だろう。しかし、そのクライアントにとっては家具を買う(デザインを買う)という行為は自分自身の思い出を作るという行為で、そのもの自身とそのものを取り巻く環境(事)を共有する事なのだと思う。(家具以外のなんでもないものはネット販売や100円均一で買われたりする)

ヘルシンキまでは行かないけれど、僕にも買う場所にこだわるものがある。革製品である。
昔は革製品が嫌いだった。生きていた頃の事を想像して気持ち悪くなるのだ。でも大人になってそれがひとつの製品となって意識から切り離されてからは少なからず持てるようになった。

何年か前から革製品を買うのはソメスサドルと決めている。ソメスサドルは北海道の砂川市にある。札幌から旭川までのちょうど中間地点、といってもどちらからも2時間近くかかると思う。札幌や旭川の仕事の折にちょっと脚を伸ばして たいした買い物をする訳でもないのに、今年も春と秋に2回も来てしまいました。

千歳空港から車を走らせて高速道路を降りてしばらく走ると、芝生を敷き詰めた平原に煉瓦を積み上げた外観に一棟一棟傾斜の違う屋根のシェーカー風の建築が並んでいる砂川ファクトリーが見えてくる。玄関には馬の銅像が建っている。まずこの景色がすばらしい。そしてこの環境の中で作られているものとそれに関わる人の空気が伝わってくる。このショールームはいつも静かで、ゆっくりとした時間が流れる。店の人も付かず離れずで製品について聞けば丁寧に製品の説明をしてくれる。この清楚な空気までも持ってかえれそうな気がするのです。
普段僕たちは、生活する場所にいながら、(金額は別にして)買おうと思えば世界中のどんなものでも手に入る時代ですが、結局、簡単に手に入ったものは大切にしない。ものがものとしてあるのではなく、そこに作られた者の想いとそれを使う者の想いというようなものが込められる事によって、ものを大切にするという感情が生まれてくるのではないかともうのです。ものを買う時の自分自身の状況(誰とどんなふうにして)も含めて思い出を僕はいつもソメス砂川ファクトリーで買って帰るのです。

実はそのソメスサドルのショップはmoonbalanceの青山事務所の裏にあるんですが・・・。
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(辻村 久信)

投稿者 moonbalance : 16:13

2009年10月21日

Sui WILLROSE 日本橋浜町

小世帯向け分譲マンション『Sui WILLROSE 日本橋 浜町』の外観及びインテリア、モデルルームのデザイン監修をさせて頂きました。

場所は歴史の香りと最先端の機能を合わせもった独自の空気をもつ東京、日本橋浜町。
外観及びエントランスは、江戸時代からの【粋】 という文化をコンセプトにし築地塀や江戸切り子等の伝統的なアイテムを現代と融合させ、江戸を感じさせるデザインにしています。

内部のインテリアコンセプトは、室礼(しつらい)。
本来“しつらい”とは、相手をもてなす為の準備・演出の事ですが、その行為そのものの本質は、他を思いやる気持ちとともに自分の暮らしを豊かにする事に他なりません。日本人が本来持ち続けてきた季節を愛でる感覚と伝統的な行事に沿って空間をしつらえることで暮らしに彩りを与えます。

モデルルームでは“しつらい”を下記の5つのテーマ毎に分類、日々の生活のアクセントとなる暮らしをご提案しました。

1.ニュートラルな空間
様々な彩りを受け入れる事のできる余白を残した空間を設定。

2.呼吸する素材
 クロスや床材等のマテリアルは自然素材を基本に選択。

3.おもてなしのキッチン
 対面式のキッチンカウンターとし客人をもてなす。

4.HARUmono 
 ニュートラルな空間に 新素材"HARUmono" (貼ってはがせる特殊シート)を使ってアクセントを付加。

5.抽象的な庭
 クローゼットの床を庭に例えそれぞれの空間を連続的に光でつなげる。

分譲マンションの場合、買い主が未定な為売り主様や販売側の方と打ち合わせを進めます。
様々な制約がありましたが、図面やスケッチにてイメージを伝えながら打ち合わせを重ね、ようやく完成しました。


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ちなみに発売から2ヶ月でマンションは完売したそうです。

(moonbalance/皐月裕子)


■Sui WILLROSE 日本橋浜町 
売主:株式会社エルシード
竣工:2010年6月(予定)
Shttp://www.l-seed.co.jp/hamacho2/

投稿者 moonbalance : 10:28

2009年10月20日

ALVOLO

Brick Lane, London  Old Truman Brewery ALVLO

ロンドンのイーストエンド ブリックレインのオールド・トルーマン醸造所近くにALVOLOはあります。
イタリア人のクライアントがロンドンでイタリアンのレストランを開業するのにデザインを日本人の僕が依頼されました。
彼らが依頼してきたのは、僕のデザインの丁寧さとさわやかさそしてクオリティの高さでした。そこには現象的な素材や形態などの日本のデザインはありませんでした。多くの海外からのオファーは和食店等、日本の(京都の)伝統と技を表現したデザインを要求されますが、ALVOLOではその事に付いて議論すらありませんでした。
日本のデザインが持っている表層的な事では無く、もっと根源的なところに琴線が触れるという事を彼らはしきりに訴えていました。
もちろん日本のデザイナーですから、どこかに日本のニュアンスはでるかもしれませんが、そんな事には関係なく非常にフラットな気持ちでイタリアンという空間に向き合う事ができました。何度か現地に脚を運んで、その場の空気からデザインを考えていきました。”愛情のあるカジュアリティ”と”健康的なホスピタリティ”を空間で表現する様にしました。
“富士山芸者”的な日本のデザイン、それはローカリティの表現のひとつかもしれませんが、思いやりやいたわりといったような日本人の精神そのものが世界のグローバルデザインになれば良いと思います.。ALVOLOのデザインで僕が考えた事です。

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(辻村 久信)

投稿者 moonbalance : 18:16

2009年10月16日

清春白樺美術館/セザール・バルダッチーニの親指

何の前知識もなく学生達につれられるまま清春白樺美術館にいきました。
そこで出会ったセザール・バルダッチーニの親指。
その事がきっかけで、20代の頃の初めてのパリへの旅行を鮮明に思い出しました。

ポンピドーセンターのジャン・ティンゲリーやニキ・ド・サンファルは僕にとってのアートの先生みたいなものです。
デファンス、ポール・アンドリューの設計したグランダルシュ(新凱旋門)の脇のセザール・バルダッチーニの親指。
セザール・バルダッチーニは空間を意識したアーティストとして、僕の中に現代アートのインプリンティングの様に今も残っています。

ロン・アラッドやマイケル・ヤング、トム・ディクソンがジャンクアートとしてデザインを刺激していた80s、
きっと彼らに影響を与えたセザール・バルダッチーニは圧縮やら膨張やらを繰り返し、既に空間を凌駕しようとしていた様に思うのです。

デファンスの12mの迫力に欠けるけど、置き土産のような、マーキングのような清春白樺美術館/セザール・バルダッチーニの親指。

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(辻村 久信)

投稿者 moonbalance : 09:44

2009年10月13日

ぬくたちゃん/深喜毛織のベビーキャッシュ

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ブランケットに「ぬくたちゃん」と名前をつけて幼い頃から持ち続けている友達がいる。物心ついた時には既に側に居たそうで、大人になった今でも、その「ぬくたちゃん」に触れているとどんな辛い事があっても安心するようだ。伴侶は気持ち悪がって捨てようとするが、彼の逆鱗に触れ離婚騒動まで引き起こした事もある。呪物崇拝を語源に持つフェティシズム(fetishism)の一種と言ってしまうにはいささか度を過ぎているような気もするが、何か心の支えを持っている事はある意味うらやましくもある。もちろん、僕には彼の持っているような「ぬくたちゃん」はないし、その感覚というのは厳密に解らない。しかし、優しいものや柔らかいものに触れた時とても幸せな気持ちになる感覚というのは解る。深喜毛織のベビーキャッシュに初めて触れたとき、今まで経験した事のない柔らかさににまず驚かされる。同じ生き物と触れ合うようなシンパシー。次に暖かな空気、そう暖かな空気を纏っているような、そこにはモノそのものの存在感を忘れてしまい、暖かい空気だけがあるような錯覚さえ起こさせる不思議な力がある。子やぎの毛だけを選別し、確かな日本の技術で織り上げた逸品は、まるで「優しさの象徴」であるかの様に触れる事で幸せを感じる事ができる。もはや深喜毛織のベビーキャッシュは今迄のカシミヤというカテゴリーを超えた新しいものである。手に取って、肩にかけて、身体に巻き付けて・・・これは、僕にとっての「ぬくたちゃん」に成り得るものではないのか?と思っている。
(辻村 久信)


詳しくはこちらをご覧下さい。
SOU・SOU ベビーキャッシュ

投稿者 moonbalance : 10:29

2009年10月02日

[ORENO PAN okumura ]2号店オープン

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9月20日。ORENO PAN okumura 2号店が京都駅近鉄名店街「みやこみち」にオープンしました。
お箸で食べるフランス料理の草分け「おくむら」がプロデュースするパン屋です。
一乗寺の閑静な住宅街に佇む本店のオープンから1年が経ち、今では遠方からのお客様も多い人気店となった。
「ORENO PAN okumura」の空間コンセプトである自然素材の暖かさをもってこんがり焼けたパンのシズル感
を表現する/においの感じる空間をテーマに、今回は4.5坪という狭小ながらも駅ナカという場所性を思考して、
より商品を際立たせてお客様を引込むインテリデザインを心掛けるようにしました。
店内を囲む什器には濃淡のあるレッドシダーで全て覆い、本店から受け継ぐ木のぬくもりを継承しました。
本店から1日5回直送される全てのパンは種類によって、手彫りしたウォールナットのトレーに積み上げるよう
レイアウトおります。
終日往来する人の流れを店内に引込む、パンの力を十分に発揮できるデザインが出来ました。
是非お立ち寄り下さい。

■ORENO PAN okumura
 京都駅店
営業時間:7:00〜20:00 年中無休
京都市下京区東塩小路釜殿町31-1京都駅近鉄名店街
tel/075-691-6886
http://www.kyoto-okumura.com 


■手彫りのウォールナットトレーは、山梨県の活木工舎様に制作していただきました。
http://www.katsumokkousha.com/index.html

投稿者 moonbalance : 16:21

2009年10月01日

JCD KANSAI DESIGNER'S ACCESS

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JCD KANSAI DESIGNER'S ACCESSというイベントの昼の部にて、辻村がパネルディスカッションのパネリストとして参加させて頂きます。
業界の方から学生さんまで誰でもお気軽にご入場頂けます。
皆様お誘い合わせの上、是非ご来場下さい。


JCD KANSAI DESIGNER'S ACCESS 2009
2009.10.23 FRI

入場料:1ドリンク込み 1000円(学生 500円)
会場:阪急中津駅高架下倉庫内/丸甲倉庫:大阪市北区中津6-13-31
   ※阪急中津駅改札を出て階段を下に降りると案内看板が出ています。


■昼の部 11:00〜19:00
[作品及び商品展示]
プロフェッショナルの部「デザイナーによる新作家具、プロダクト展示」
メーカーの部「新作商品や主力商品の展示」
学生の部「作品の展示」

[デザイナーズトークバトル]17:00〜18:30
足立和夫 × 笈川誠 × 辻村久信 ×野井成正 × 間宮吉彦 (※五十音順)

■夜の部 19:00〜24:00(※原則20歳以下のの入場はお断り致します)
[LIVE EVENT]関西で活躍する人気書道アーティスト&人気DJによるライブアートイベントの実演。
[名刺交換会]有意義な人脈構築を目指した名刺交換タイム
[表彰]JCD KANSAI ベストデザイナーズ賞表彰、JCD KANSAI ライジングデザイナーズ賞表彰、JCD KANSAI ベストクライアント賞表彰
[ベストドレッサー賞]当日、ご来場の方で最もすばらしいファッションでお越し頂いた方(男女各3名ずつ)に表彰致します。


主催:(社)日本商環境設計家協会 関西支部

(PRESS)

投稿者 moonbalance : 12:27