東京デザイナーズウィーク
100%デザイン

2008-10-29

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明日からTOKYO DESIGNERS WEEKが開催されます。もうそんな季節なのですね。

今年は100%designで、木材家具メーカーマルニ木工が"nextmaruni+HA-RU mono"と題し、オリジナルプロダクトを手掛けるマイサと共に家具とインテリアの新しいスタイルを提案します。日本の技術とデザインを大切にしながら生まれた家具と、まったく新しい空間構成エレメントとしてのシートが出会い、今までに無い楽しさとオリジナリティ溢れる家具の世界をお見せします。
HA-RU monoの開発と会場構成をmoonbalanceでさせて頂いています。
是非この機会に100%design会場にお越し下さい。
(moonbalance 辻村久信)


《開催概要》
■会期/2008年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)
■開催時間/10月30日(木)〜11月2日(日) 10:00〜20:00(最終入場時間19:30まで)
      11月3日(月・祝) 10:00〜18:00(最終入場時間17:30まで)
 ビジネスタイム/10:00〜16:00(10月30日/31日の2日間)
■会場/明治神宮外苑(東京 青山)
詳しくはコチラまで。

デザインコンセプト、会場コンセプトの詳しい詳細は以下をクリックして下さい↓

《デザインコンセプト》
HA-RU mono /「貼って剥がして...また貼れる」
「しつらい」= ものを大事にする事と変わる事の豊かさ
かつて日本人は物を大切にする民族でした。それは、身の回りの物を物質として自分と切 り離した存在として考えるのではなく、自分たち人間と同じ魂のあるものとして感じてい たからです。
大切に暮らしていく為に私たちはものに変化を求めてきました。
例えば、襖や障子を張り替えたり、床の間に花を生ける事も変化のひとつかもしれません。このような変化を楽しむ習慣は「しつらい」という言葉に置き換えられます。
日本人の「しつらい」の感覚は、物を大切にするという感覚とともに他者を思いやる気持 ち、自然に対する畏敬の念から生まれたものです。「しつらい」という感覚は変化の表現 です。おもてなしの気持ちや季節を愛でる事の表現として変化する事で、相手を敬い尊い、 また自分自身の生活に彩りを与えてくれます。柱間を緩やかに仕切る「襖」「障子」など の建具を変える事で、四季折々の節句やハレの日を、空間に表現してきました。
HA-RU monoはその手法を現代に応用し、空間を構成するあらゆるパーツ(床/壁/天 井/建具/家具)に「貼って剥がして...また貼れる」事のできる特殊な吸盤シートを施す ことで、空間を劇的に変化させようとするツールです。また、今までのシートには無かっ た木・紙・布などの様々な自然素材をインターフェースにして、人と空間の交感を触発し ます。手軽に貼ったり剥がしたりする事で空間そのものが変化し私たちの暮らしが豊かに なります。
HA-RU mono /「貼って剥がして...また貼れる」は
日本人の新しい「しつらい」のカタチです。
プロデュース / 辻村 久信

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ミクロ吸盤という特殊な技術によって、家具や建具、壁面、天井、窓など空間のあらゆるところに『貼って剥がして…また貼れる』を実現しました。
まさに文字通り小さなミクロ吸盤が塗布されているので、押さえて空気を抜くことで、HA-RU monoは様々なところへ吸着します。
また、ミクロ吸盤のシートに貼り合わせるファブリックを変えことによって、その姿を変化させます。

《会場コンセプト》
着替える事でその人自身の本質が変わる訳ではありません。
しかし、着替える事で季節を感じたり、他者に今の気持ちを表現したり、何より自分自身が豊かな気分になれます。このように、その時と場合によって、またその時の気分で服を着替えるように、住空間の中の椅子も着替える事ができたらどれほど生活は豊かになるでしょう。

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ここに提案する空間は1脚の椅子の為の仮想のブティックです。ハンガーや棚にディスプレイされているのはこの椅子のサイズにあったテーラーメイドの衣装です。
洋服を選ぶように、貼ったり剥がしたり試着することができます。
床や壁とコーディネイトすることもできます。HA-RU monoで貼ったり剥がしたりすることができます。
洋服を着替えるように椅子も着替えることができます。

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ブース建て込み過程です。
興味のある方はぜひ、ご来場下さい。

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