「SOUSOU」

2006-03-18

辻村が参加しているコラボレーションの一つに「SOUSOU」があります。
テキスタイルデザイナー脇坂克二さん、ファッションデザイナー若林剛之さんと共に4年前にスタートさせました。→SOUSOU

今回 台湾の最大手書店の「誠品書店」の雑誌「誠品好読」より巻頭特集でSOUSOUが組まれ、インタビューを受けました。

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Q1辻村さんがSOUSOUのモノづくりをされるとき何か意識されることはありますか?

デザインは常に誰かのためにあります。SOUSOUのデザインは、日本の伝統や文化を“今の人達”に向けて、プレゼンテーションする事です。

Q2 SOUSOUのショップのデザインコンセプトは何ですか?

コンセプトはまさに、『伝統の軸線上にあるモダンデザイン』であります。
また、空間として想像する時、心がけることは、以下のようなことです。
計画は単純にする事、抽象性を貫く事、そしてイメージの飛躍を助けること。
素材は、時間を経て美しく朽ちていくもの、使い込むほどに味の出てくるもの、しかしその手仕事に逃げていない完成度の高いもの。

Q3 SOUSOUらしい建築とはどんなものですか?

もちろん、私達日本人の木と土と紙を使った建築文化に起因する建築であります。そして、環境と一体となり、簡素で柔らかい、包容力のある建築ではないかと考えています。

Q4 3人でやられていてどんなメリットがありますか?

共感と差異、この繰り返しの中で新しい自分の発見があります。

Q5 辻村さんにとって京都とはどのような街ですか?またデザインしていく上で何か影響を受けられますか?

私にとって京都とは、逃れられない呪縛のようなものであります。
しかし、また私自身のアイデンティティでもあります。

Q6 次に計画されていることは有りますか?

SOUSOUの家を創ってみたいと考えています。
住宅は、そのもので暮らしが完結するものではなく、社会と環境と一体となって生活を考えるべきであると思います。江戸の長屋のような空間が出来ればと考えています。
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