NOTES
design concept 「避暑地のワードローブ」
ユーゲント・シュティール (Jugendstil)は当時の日本では青春様式と伝えられます。それまでの有機的で装飾的な様式からすると、シンプルで機能的なデザインは若々しい印象をもって、「青春様式」と訳されました。STRASBRUGOの空間は、「現代のユーゲント・シュティール (Jugendstil)」を基本デザインコンセプトに環境の特性に合わせたデザインで展開しています。
高級感のある若々しさを表現した「jugenstil=青春様式」のデザインコンセプトを踏襲して、より解放的でシースルーなショップデザインにして、胡桃と真鍮、瑪瑙で構成された避暑地のゲストハウスのワードローブの様な壁面の什器はボックス型で、額縁効果によってそれぞれの世界観を主張しながら、天然の素材と丁寧な手仕事によって柔らかなムードを演出している。
※黒の衝撃
山本と川久保はともに1981年にパリコレクションでデビュー。彼らの作る洋服は、構造、シルエット、生地の組み合わせから見ても明らかに非西洋的で、色彩はダーク、ボロのように穴の空いた加工、アシンメトリーなデザインは"黒の衝撃""東からの衝撃"と言われ、その後、黒を全面に打ち出すファッションは世界的に流行することとなる(日本では「カラス族」などと表現された)。
SPECIFICATIONS
- クライアント
- 株式会社ストラスブルゴ
- WEBSITE
- https://strasburgo.co.jp/
- 所在地
- 東京都中央区銀座5丁目2-1 東急プラザ1F
- 竣工
- 2024年10月15日
- 設計
- 辻村 久信 西川 裕二 吉田 沙穂
- 施工
- バラック 大和田 昌宏 後藤 智史
- 撮影
- 繁田諭写真事務所 繁田 諭
- 工事種別
- 改修
- 用途
- 店舗
- 計画面積
- 179.2㎡
- 工期
- 2024年9月30日〜2024年10月15日
- 施工協力
- 照明器具 ウシオライティング 山田 隼人
家具 カッシーナ・イクスシー 森園 樹 - マテリアル
- 床 メープルフローリング貼、t20mm大理石ドラマチックホワイト貼
壁 PBt12.5下地AEP塗装(白)仕上
天井 PBt12.5下地AEP塗装(白)仕上、一部パーケット型木目シート貼 - 平面図