終の栖

TSUI no SUMIKA

PHOTO : Nacåsa & Partners /仲佐猛

NOTES

私たち日本人の木と土と紙を使った建築文化、
それ以前の原始的な家に対する記憶のようなもの。
子供が家というものを認識する初歩的な形状。
それがイコンのように黒い御影石を積み上げられたボリューム。
それは太陽が創り出す影のように存在を曖昧にしながら環境に同化する。
生活空間はそれと共鳴しながらも環境に対して大きく開かれており、
住人(人体)に近づけば近づくほど有機的な素材で構成され、
同じ生き物として共生できうる環境を造る。
それが彼らの終の棲家となる。

SPECIFICATIONS

所在地
京都市左京区一乗寺松原町115
Sakyo-ku Kyoto-shi KYOTO,JAPAN
撮影
Nacåsa & Partners /仲佐猛
平面図