Dining CHANTO

Dining CHANTO

NOTES

コンサバティブな場にモダンな空間をつくる ちゃんとグループの空間には、常にキャッチーでインパクトがあり、私自身一ファンとしていつも楽しく拝見させていただいていた。 今回、京都の「ちゃんと」をつくるに当たって設計を依頼されたことの意味を勝手に判断して、既存店舗とは少し違った空間を想像することにした。 代表である岡田氏が精力的に生み出す新創作料理は、どれも新鮮な驚きとともに体験する人々をハッピーにさせてくれる温かさがある。そんな料理を、クールでスピード感のある近未来的な空間で食することができれば面白いのではないか?また、京都というコンサバティブな場で、このようなモダンな空間を創出することのある種の裏切りの快感に挑戦してみようと思ったのである。 与えられたのは約250?の単純な長方形の空間で異なる客席の性格にあわせてレイアウトし、しかもその関係性が途切れないように、できるだけオープンで長手方向へ意識が流れるように工夫している。そのマテリアルは長いカウンターであったり、傾斜した傾斜した壁であったり、光のラインであったりするが、またそのどれでもなく、共鳴し合ってつくり出す勢いを大切にしている。

SPECIFICATIONS

WEBSITE
http://www.chanto.com/index.html
所在地
京都市下京区四条河原町下る