銀座あけぼの 浜町

Ginza AKEBONO Nihonbashi Hamacho

PHOTO : Nacåsa & Partners

SPECIFICATIONS

所在地
東京都中央区日本橋浜町2丁目6-1
Hama-cho Perc Bld.1F 2-6-1 Hama-cho Nihonbashi Chuoku TOKYO,JAPAN
WEBSITE
http://www.ginza-akebono.co.jp/
竣工年
2005
延床面積
89m2
平面図
フォトグラファー
Nacåsa & Partners

NOTES

時代に左右されない上質な空間づくり

「銀座あけぼの」は、日本有数の和菓子店である。
全国各地に100カ所以上の店を構える中で、この「日本橋浜町店」は、「あけぼの」の象徴的な店舗であり、今後の高級ブランド志向を具現化するための第一歩となる店舗でもある。当初クライアントからは、老舗らしさを残しつつも現代のスタイルに合うような一件相反する要素を組み合わせることと、未来の「あけぼのブランド」をイメージできるような店舗であることが求められた。
そのような中、我々は新しい試みとして、漆喰、江戸唐紙、アルミの打ち出し、竹、土、石など、日本古来の素材を用いて、日本の伝統技術と現代の技術を融合し、今の人たちに受け入れられるような空間にすることを心がけた。
例えば、外壁の漆喰壁では現代の彫師の技術により柳柄を表現し、店内の壁には江戸唐紙にオリジナルの版により同じ柳柄を刷った。これらの柳柄は、「銀座あけぼの」の創業地にある「銀座の柳」にちなんだものである。また、店内壁面には竹の積層材を貼り、壁には粘板岩を薄くスライスしたものを貼っている。この素材を積層、スライスする技術により、さまざまな使い方が可能になり、また、材料の無駄をなくすことでエコロジーにもつながる現代の技術が反映されている。
このように、熟練された伝統的手法と日々進歩を遂げる現代の技術によって、「深い個性ある空間」「時代に左右されない上質で行きの長い空間」を作り出していく。そして、それらが次代へとつながる一歩となり、未来の「あけぼの」のブランドイメージに発展して行くものと信じている。"