土屋鞄製造所 日本橋店

Tsuchiya Kaban Seizousho Nihonbashiten

PHOTO : 繁田諭写真事務所/繁田諭

SPECIFICATIONS

所在地
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-2-1コレド室町テラス1階
103-0022 Coredomuromachiterrace 1th floor 3-2-1 Nihonbashimuromachi Chuo-ku,Tokyo
WEBSITE
https://www.tsuchiya-kaban.jp
竣工年
2019
階数
1F
フォトグラファー
繁田諭写真事務所/繁田諭

NOTES

土屋鞄製造所日本橋店 

憧れの土屋鞄製作所= Accumulation集積

土屋鞄製造所は1965年、東京でランドセル職人が立ち上げた工房を発祥とする革製品ブランドで、商品の企画から販売まで一貫して良質な素材をひとつひとつ手仕事で丁寧に丹精なものづくりをしています。

今も昔も東京の文化の中心地であり、江戸時代から職人の町としても賑わいを見せてきた日本橋。日本橋室町三井タワーの商業施設「COREDO室町テラス」の一階、百貨店が立ち並ぶ中央通りに面した一階の路面店の様な解放的な環境に土屋鞄製造所日本橋店デザインしました。

既に其処に有る建築の内側の表層を飾るのでは無く、使い込んだ革の味わいを連想する様な無垢の塊をひとつづつ積み重ねていくデンマークPETERSENの耐火煉瓦で構成された組積造の建築を挿入する様にして周辺の環境に埋没されないアイデンティティーのあるデザインにしています。質量をダイレクトに感じる床壁のエレメントは、その釉薬の窯変が創り上げる予期せぬ(デザインしきれない)パターンによって様々な表情をその時々に見せてくれます。

中央通りに面した季節毎に提案されるショーウィンドウのバックには土屋鞄製造所のシンボルの「T」をモチーフにしたパーテーションを小さな木片を丁寧に削り合わせて組み立てる組子細工で表現しています。レジバックや壁面にも使われているこの木組子は京都の指物師村山伸一によって製作されました。

商品を展示するシェルフやテーブルは無垢の木材と丹念に職人の手によって叩き出された鍛鉄、または低温で圧縮された漆喰の塊と丁寧に鞣されたバックスキンで構成され、熟年の家具職人の手によって組み立られています。

無垢で素な素材を丁寧に端正に積み重ねていく...繰り返しの作業の中で生まれる造形で土屋鞄製作所のモノ創りへの実直なspiritsを感じる環境を目指しました。

すべては「憧れの土屋鞄製造所」となる様に願って...。