「Vernacular  interior design」インテリアデザインの場所性

「Vernacular  interior design」The Sense of Place in Interior Design

天空の遺跡

Sky Ruins

PHOTO : 繁田諭写真事務所 繁田 諭

NOTES

インテリアデザインは、閉じた空間の限定的な領域の創作と捉えられていますが、その「場」が存在する風土が発想の源となり、積み重ねられた痕跡や「場」に行き着くためのシーケンスがデザインに影響します。つまりインテリアデザインは、街や建築と密接な関わりを持ちます。
インテリアデザインにおける場所性を「Vernacular interior design」という観点から考察します。

寺を中心に開発された門前町に建つマンションの全面改装。
かつてタイ王国から、世界8カ国にお釈迦様の骨を分骨し、日本に来たものがこの寺にあり 仏舎利塔として祭られています。仏舎利塔は、スコータイやアユタヤなどの石創りの遺跡を連想させます。

「天空の遺跡~Ruins of the sky」は、高台の高層マンションの窓から見える突き抜ける様な青空と時間の経過による丸みが醸し出す柔らかな石創りの表情をコンセプトにデザインされました。

経年美化を目的とした素材の集積と最新の機能と美意識を混在させた新しいホテルライクな邸宅です。

SPECIFICATIONS

竣工
2025年11月22日
設計
辻村 久信 中村 知美
施工
株式会社サンテンコーポレーション 池田勉・CLAMP 中村真人
撮影
繁田諭写真事務所 繁田 諭
工事種別
マンションリノベーション
用途
個人邸
計画面積
169.40㎡
工期
2025年8月25日〜2025年11月22日
施工協力
造作家具   K’zコンドウ 近藤仁・山本木工所 今井伸一
電気設備   株式会社 幸和電工 大西利巳
特注家具   株式会社 カッシーナ 森園樹
ファブリック 有限会社 カノン 寅野かすみ
カーペット  株式会社スミノエ 加戸悠貴
ディスプレイ THOUSE 谷口孝・名嘉太一朗
マテリアル
床  カーペット特注製作
壁  杉板浮造加工・ライムストーン・左官仕上げ
天井 左官仕上げ