有松鳴海絞 in KYOTO 2006

2007-01-27

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辻村が会場レイアウトを担当した展示会「有松鳴海絞 in KYOTO 2006」の報告です。
名古屋の伝統工芸「有松鳴海絞」と辻村も参加する「SOU・SOU」がコラボした新ブランド「JAPAN BRAND」も発表されました

■辻村コンセプト
”有松鳴海絞り+sousou会場構成について”
色はその色だけで美しいとかみにくいとかがあるわけではなく、複数の色の組み合わせによって美しい組み合わせが生まれたり、みにくい組み合わせが生まれたりするものだと思っている。そして、そこに好みが発生して時代性というようなものも生まれるのだろうと思います。

SOUSOUと開発を進める有松鳴海絞りは、そのものの持つ魅力を単純化することによって生まれる日常のデザインです。単純化することによってより様々な関係性(コーディネイト)を創り出すことができるように考えられています。いわゆる絞りを日常の中に組み合わせる楽しみ”好み”を増幅させるのです。
これらを表現する会場構成も、日常の風景の中でよりポピュラリズムを意識したわかりやすい構成にしています。芸術品としての有松鳴海絞りではなく、誰もが手にとって実感できる日常品としての見せ方を心掛けています。
また、その歴史から、街並みから、創り出す人達から、ドラマを抽出して、そこに体温のような親近感・ライブ感を表現できるようにしています。

初めて有松鳴海絞りに触れる人から、その魅力の新しい発見まで、新しい有松鳴海絞りのある日常のデザインが時代の空気と共鳴することを願っています。

辻村久信

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■DATA
日時: 2006.11.28-29
会場: 京都産業会館5Fコムスホール
主催: 愛知県絞工業組合

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