雪について

2005-12-24

長期予報に反して、ここのところ全国各地で何十年ぶりというような記録的な大雪に見舞われています。予報は、あくまでも予測でアテにはならないものです。人間が自然を把握することなど到底無理なことなのかも知れません。
元々雪の多い街の人には怒られますが、雪には心引かれます。もちろん音さえ飲み込んで、すべてを白の世界に変える雪の美しさのせいでもありますが、人々の生活を閉じ込めてしまう圧倒的な力に自然に対して謙虚になり畏敬の念を感じるからです。
徐行運転の新幹線の中から米原〜名古屋間の雪景色を見ていると、雪の下でひっそりと息を潜めてこの雪が通り過ぎるのを待つ人達の姿が見えるようです。

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