中国深圳市

2009-08-24

中国の仕事は、いつも煙に撒いて逃げていたのですが、
縁あってついに中国に行きました。
深圳市は1980年、改革開放路線を推し進める鄧小平(とう・しょうへい)によって経済特区に指定され、急速な経済発展を遂げている。
中国では、香港・マカオに次いで所得が高いところといわれています。
新しくなった香港空港から深圳に入りました。税関を通るだけで街の空気は一変する。国境というものはそうゆうものなのだ。周りを海に囲まれている日本人にはあまり馴染みの無い感覚だ。
とにかくものすごいスピードで街が出来上がっていく真っ只中にあって、人間もものすごくパワフルで・・・でも、どこかパッションを感じないというか、コミュニケーションが無いというか人と人との関係性が希薄な感じがした。みんな一方通行で走り回ってそこいら中で渋滞や衝突が繰り返されて、そうしながら大きな潮流に巻き込まれてどこかに群衆ごと高速で運ばれていくような危なげな印象がある。「きっと文化革命以前はそうじゃなかったんだろうな」と、ホテルの窓から現場を見ながら、遥か悠久の歴史に想いを馳せる朝です。

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(辻村 久信)

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